
親子三代で安心して通える歯医者、船橋市のなないろ歯科クリニックです。皆さん、子どもの歯の丈夫さが毎日の食事で決まることってご存じでしょうか?
お子様の歯みがきは頑張っているのに、なぜかむし歯になってしまう。おやつや飲み物の選び方に自信が持てない。そんな不安を抱える保護者の方は少なくありません。実は、歯を強くするうえで毎日の食べ物や食べ方は、とても大切な土台になります。年齢ごとに気をつけたい点を知っておくと、日々の食卓がぐっとラクになります。
そもそも子どもの歯と栄養にはどんな関係があるの?
歯は、お母さんのおなかの中にいる時期から少しずつ作られていきます。乳歯のもとは妊娠7週ごろから、永久歯のもとは妊娠4か月ごろから準備が始まります。つまり、生まれる前から食べ物の栄養が歯づくりを支えているのです。
歯を作る主な栄養素には、次のようなものがあります。
- カルシウム … 歯の硬い部分(エナメル質・象牙質)のもとになります
- タンパク質 … 歯ぐきや歯の土台を作ります
- ビタミンA … エナメル質(歯の表面の硬い層)を整えます
- ビタミンC … 象牙質や歯ぐきの健康を守ります
- ビタミンD … カルシウムの吸収を助ける働きがあります
エナメル質とは、歯の一番外側にある、体の中で最も硬い組織のことです。ここが栄養でしっかり作られると、むし歯になりにくい丈夫な歯に育ちます。
一方で、砂糖のとりすぎには注意が必要です。むし歯の原因菌が砂糖を材料に酸を作り、その酸が歯を溶かしてむし歯を進めてしまうからです。さらに、よく噛んで食べると唾液がたくさん出ます。唾液には汚れを洗い流し、溶けかけた歯を修復する働きがあります。「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」も、歯の健康を左右する大切な点になります。
【年齢別】0〜12歳の歯と栄養の早見表
お子様の成長に合わせて、歯の状態も食事の注意点も変わっていきます。ここでは0〜12歳を4つの時期に分けて、管理栄養士の視点から気をつけたい点をまとめます。
0〜1歳(授乳・離乳食のはじまり)
生後6か月ごろに、下の前歯から乳歯が生え始める時期です。
- 母乳やミルクに加え、鉄分やビタミンDを意識して補いましょう
- 離乳食は、飲み込む・舌でつぶす・歯ぐきで噛む練習の第一歩になります
- 寝かしつけの授乳や、甘い飲み物のだらだら飲みは、むし歯のもとになります
この時期は、噛む力を育てる土台づくりが始まる大切なタイミングです。
1〜3歳(乳歯が生えそろう)
3歳ごろまでに、上下20本の乳歯が生えそろいます。
- 間食(おやつ)は1日1〜2回、時間を決めて、だらだら食べを避けましょう
- ジュースや砂糖の多いお菓子は、回数を減らす工夫が役立ちます
- 小さめに切った野菜や果物で、噛む習慣を少しずつ育てます
食後や就寝前の仕上げ磨きは、保護者の方がしっかり行ってあげてください。
3〜6歳(乳歯列の完成と6歳臼歯の準備)
あごが発達し、しっかり噛める食事へと進む時期です。6歳前後には、乳歯の奥に「6歳臼歯」と呼ばれる最初の永久歯が生え始めます。
- カルシウムを含む乳製品・小魚・大豆製品を、毎日の食事に取り入れましょう
- 牛乳コップ1杯(約200ml)で、カルシウムを約220mgとることができます
- 6歳臼歯は溝が深く汚れがたまりやすいため、生えはじめは特に注意が必要です
この時期は、フッ素の活用も効果的です。フッ素とは、歯の表面を強くし、むし歯になりにくくする成分のことです。甘いものが習慣にならないよう、ご家庭でのルール作りも役立ちます。
6〜12歳(乳歯から永久歯への生え変わり)
乳歯が抜け、永久歯へと生え変わる大切な時期です。永久歯は一生使う歯なので、丈夫に育てたい時期でもあります。
- カルシウム、タンパク質、ビタミンをバランスよくとりましょう
- よく噛む食事はあごの発達を促し、歯並びにも良い影響を与えます
- スポーツドリンクや清涼飲料は糖分が多いため、歯を溶かす「酸蝕」の原因になります
酸蝕とは、酸によって歯の表面が溶けてしまう状態のことです。飲んだ後は水で口をすすぐ習慣をつけると安心です。仕上げ磨きから自分磨きへ移行する時期でもあり、みがき残しの確認を続けることが大切です。
家族みんなで通える、当院の予防と食育の考え方
当院、船橋市のなないろ歯科クリニックは、小児科や耳鼻咽喉科などが集まる医療施設内にあります。ほかの診療科と連携しながら、ご家族の健康を幅広くお守りできる環境を整えています。
また当院は、厚生労働省から「口腔管理体制強化型歯科診療所」として認定を受けています。これは、むし歯や歯周病が起こる前に、定期的な検査や予防を続けられる体制が整った歯科医院であることを示すものです。
お子様の歯を守るためには、治療よりも「むし歯を作らない毎日」がいちばんの近道です。当院では、次のような取り組みを大切にしています。
- 生えはじめの永久歯を守るための予防処置やフッ素の活用
- 保護者の方への、仕上げ磨きや食事についてのアドバイス
- 「痛い」「怖い」を減らし、歯医者を楽しいと感じてもらえる声かけ
歯みがきや食生活の悩みは、ご家庭だけで抱え込む必要はありません。患者様お一人おひとりの生活に合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えます。小さなお子様からご年配の方まで、ご家族そろって長く通っていただける歯科医院を目指しています。

まとめ
0〜12歳の歯は、毎日の食べ物と食べ方で大きく育ちます。年齢別の早見表を参考に、まずはおやつの時間や飲み物から見直してみてください。船橋市のなないろ歯科クリニックでは、栄養と予防の両面からお子様の歯を守ります。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
この記事の監修者

なないろ歯科クリニック 院長 北條 將貴/歯科医師
新潟大学歯学部卒業後、東京都内の歯科医院にて勤務。
平成24年に医療法人社団爽晴会あおぞら歯科クリニックに入社。
平成27年4月よりなないろ歯科クリニック院長に就任。
現在は院長として、家族で安心して通える医院づくりを心がけている。
本記事は、医療情報の正確性・分かりやすさに配慮し、歯科医師監修のもと作成しております。
