フッ素配合歯磨き剤の使い方
こんにちは!船橋市のなないろ歯科クリニック衛生士Mです!
今回はフッ素配合歯磨き剤の使い方についてお話します!
☆フッ素のむし歯予防の効果☆
①歯質の強化
フッ素が歯の表面にあるとむし歯菌が酸を出しても歯が溶けにくくなります!
②再石灰化を促進
初期のむし歯では、カルシウムやリンなどのミネラルが歯から溶け出します。しかしフッ素が歯の表面にあると、それらのミネラルを歯に戻すはたらきがあります!
☆効果を高める使い方☆
①歯磨き剤をむし歯になりやすい所に届ける
「奥歯の溝」「歯と歯の間」「歯と歯茎の境目」
つまり磨きにくい所、毛先が届きにくい所にこそフッ素配合歯磨き剤を届けるのです。
②推奨濃度のフッ素配合歯磨き剤を使用する
フッ素配合歯磨き剤のむし歯予防効果はフッ素の濃度によって違います。
フッ素濃度が高い方がむし歯予防効果が高く、1000ppmを超えると濃度が500ppm増す毎に予防効果が6%増加します!
③歯磨き剤は適正な使用量を用いる
歯磨き剤は歯磨き中に唾液によって少しずつ薄まっていきます。
そのため使用量が少ないとすぐにフッ素の濃度が低下して効果が発揮できなくなってしまいます。
フッ素の有効濃度を保つために適正量を使用しましょう。
☆効果を出したいならこう使う☆
①1日2回は歯磨きを。そのうち1回は就寝前に
歯磨きで歯の表面に取り込まれたフッ素は徐々に溶け出して少なくなってしまいます。
そのため1日の歯磨き回数は1回より2回の方が歯の表面のフッ素量を維持することが出来ます。
また、就寝中は唾液が出にくくなります。
唾液でフッ素が流れてしまわないのでフッ素を長時間お口の中にとどまらせることができます。
ですので1日2回のうちの1回は就寝前に磨きましょう!
②まずは歯ブラシを軽く湿らせて
フッ素配合歯磨き剤を歯ブラシにつける前に歯ブラシを少し湿らせましょう。
適度な水分が歯ブラシにないと歯磨き剤が歯と歯の間などに流れていきません。
一方、水分が多いと歯磨き剤が薄まりフッ素濃度が低下してしまいます。
湿らせたあとは歯ブラシを軽くふって水を切りましょう。
乾いた歯ブラシに歯磨き剤をつけて歯を磨くと歯ブラシの毛先の根元に歯磨き剤が残りやすくなります。
③最初は奥歯などのむし歯リスクの高いところから
歯磨き剤のフッ素濃度は歯磨きをしている最中に唾液によってどんどん薄まっていきます。
そのため薄まっていないフッ素を届けるためにもっともむし歯になりやすい歯(リスクの高い歯)から磨き始めましょう。
もっともむし歯になりやすい歯※は下の奥歯、ついで上の奥歯です。歯磨き剤が薄まらないうちにこれらの歯から磨くといいでしょう。
※人によってリスク部位は違いますので定期検診の際などに聞いてみてくださいね😊
④歯磨きは2分程度
フッ素が歯に充分に反応するには2分程度かかります。途中で吐き出さずに2分程度で歯磨き剤が歯面全体に届くようにします。
⑤歯磨き後のすすぎは少量の水で最小限に
すすぎは必要以上に多く行わず少量の水で1回にとどめましょう。
歯磨き後にたくさんすすいでしまうとせっかくの歯の表面に取り込まれたフッ素が流れ落ちてしまいます。
歯磨き後2時間程度は飲食をできるだけ控えましょう。フッ素が長時間とどまりむし歯予防に効果的です。
なないろ歯科クリニックには沢山のフッ素高濃度歯磨き剤を置いています!
今後全体的に値上げもしてしまうのでぜひ早めのご購入をオススメします😊
衛生士M
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