歯周病を予防しよう! 正しい歯磨きと歯ブラシの選び方

親子三代で安心して通える歯医者、船橋市のなないろ歯科クリニックです。

健康な歯を維持するためには、歯周病の予防が大切です。歯周病の原因やリスク、症状を正しく理解し、適切な予防方法を実践することが重要となります。

本ブログでは、歯周病に関する基礎知識から、おすすめの歯ブラシの紹介、正しい歯磨き方法までを詳しく解説していきます。歯周病から歯を守るための役立つ情報が満載ですので、ぜひご覧ください。

歯周病とは?症状や原因を知ろう

歯周病は、歯茎や顎の骨に炎症が起こる状態を指します。日常生活で出血、腫れ、ネバネバ、口臭などの症状が現れることがあります。進行すると歯が揺れるため、抜歯が必要になることもあります。

歯周病の症状

歯周病の症状としては、以下のようなものがあります。

・歯茎からの出血:歯を磨いたり食事をしたりすると歯茎から出血することがあります。
・腫れた歯茎:歯茎が赤く腫れることがある。
・ネバネバした歯茎:歯茎がネバネバした感触があることがあります。
・口臭:口臭が強くなることがある。

歯周病の原因

歯周病の原因としては、以下のようなものがあります。

・プラーク(歯垢):プラークは歯に付着した汚れであり、歯周病を引き起こす細菌が多く含まれ
          ています。
・喫煙:喫煙は歯周病のリスクを高めます。
・ホルモンバランスの乱れ:特に妊娠中や更年期には歯周病の発症しやすいです。
・ストレス:ストレスは免疫力を低下させるため、歯周病の進行を促進することがあります。 
・全身の病気(糖尿病・骨粗しょう症):これらの疾患は歯周病のリスクを高めます。
・くいしばりや歯ぎしり:くいしばりや歯ぎしりによって、歯周病が進行することがあります。 

歯周病の予防方法

歯周病を予防するためには、以下の方法が効果的です。

これらの予防方法を日常的に実践することで、歯周病の進行を抑え、健康な歯と歯ぐきを維持することが可能です。

早めの対策を取り入れて、将来の歯のトラブルを防ぎましょう。

歯磨きを毎日行う

毎日の歯磨きは、歯周病予防の基本です。歯ブラシを使用して、歯と歯ぐきの間のプラークをしっかりと取り除き、口腔内を清潔に保ちましょう。特に寝る前の歯磨きは欠かさず行うようにしましょう。

正しいブラッシング法を実践する

バス法と呼ばれるブラッシング法を導入しましょう。歯ブラシを45度の角度で歯と歯ぐきにあて、小刻みに歯磨きを行います。過度な力をかけずに、歯ブラシの先を歯と歯周ポケットに届かせて磨きましょう。

歯間ブラシやフロスを使用する

歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間のプラークを除去するためには、歯間ブラシやフロスを利用しましょう。歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットにしっかりと清掃することが重要です。

マウスウォッシュを使用する

歯磨き後にマウスウォッシュを使用することで、口腔内のプラークを効果的に除去できます。口をすすぐだけでは届かない部分まで、マウスウォッシュで徹底的に洗浄しましょう。

歯科検診を受ける

3か月に一度の歯科検診を受けることで、プラークのコントロールを定期的に行うことができ、歯周病の予防につながります。

歯科医師による専門的な検査やアドバイスを受けることで、自分の口腔の状態を正確に把握し、適切な対策を講じることができます。

おすすめの歯ブラシ紹介

適切な歯ブラシの選択は、歯周病の予防や治療において重要です。

歯周病予防や治療におすすめの歯ブラシを紹介します。適切な歯ブラシは個人の歯の状態や好みに合わせて選びましょう。

ソニッケアー(フィリップス:電動)

ソニッケアーは、高い清掃力を持つ歯ブラシです。歯垢除去力が最大10倍とされ、5つのモードから選択できるので個々の好みに合わせた使い方ができます。また、ステインを除去するブラッシヘッドも存在します。

DENT.MAXIMA

DENT.MAXIMAは毛先の届きにくい部位(上顎臼歯部頬側、下顎臼歯部舌側、最後臼歯部遠心)もブラッシングしやすい歯ブラシです。

超薄型ヘッド(2.6mm)とロングネックでお口の中のすみずみまでしっかり磨くことができます。

正しい歯磨き方法

歯磨きは口の健康維持にとても重要です。

以下では、正しい歯磨き方法について詳しく説明します。これらの手順をしっかり実践することで、健康な口元を保つことができます。毎日の歯磨きを習慣化しましょう。

歯ブラシを定期的に交換しましょう

効果的な磨きを行うためには、歯ブラシの交換が必要です。毛先が開いたり損傷している歯ブラシでは、しっかりと歯を磨くことができません。

そのため、定期的な歯ブラシの交換をおすすめします。通常は1ヶ月を目安に歯ブラシを交換することをおすすめします。

ただし、毛の硬さや形状、素材によって耐久性が異なるため、やわらかい毛や毛先の細い歯ブラシは2週間程度で交換することをおすすめします。

正しい歯ブラシの使い方

  1.  歯の根元を重点的に磨きましょう。歯と歯肉の間に歯ブラシを45度の角度であて、ブラシを入れま
     す。軽い力で歯ブラシを20回振動させるように動かします。

  2.  1〜2本の歯を磨いたら、隣の歯に移動します。
  3.  最後に、歯ブラシのかかと部分を使って前歯の裏側を縦にかき出します。歯と歯肉の境目に当ててか
     き出すことがポイントです。

     鏡を使って、歯ブラシの毛がちゃんと歯に当たっているか確認することも大切です。

歯を磨く回数

1日に何回歯を磨けばいいのでしょうか?実は、歯周病を予防するためには1日1回の歯磨きが十分です。ただし、プラークを100%除去することが重要ですので、丁寧な磨き方を心掛けましょう。

何度も雑に歯を磨くことでは歯周病の予防にはなりません。歯科衛生士からの指導を受けながら、完璧な歯磨きを目指しましょう。

電動歯ブラシの利用

手動歯ブラシと電動歯ブラシのどちらを使用しても構いませんが、電動歯ブラシは磨く時間を短縮できる効果があります。ただし、正しい使い方を心がける必要があります。

手動の歯ブラシと同じように正しく歯面に当てて磨くことが大切です。磨き終わったら隣の歯に移動しましょう。自分に合った歯ブラシを選択することが大切です。

まとめ

歯周病は見逃せない重大な口腔疾患です。

定期的な歯科検診と正しい歯磨き習慣を身につけることで、歯周病の発症や進行を予防することができます。今回の記事を参考に、日頃から意識的に口腔ケアに取り組み、自分の歯を守っていきましょう。

なないろ歯科では歯周病に関するご相談をいつでも承っております。歯周病でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

この記事の編集担当は北條 將貴歯科医師です。

 

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